キョウの罠はどうやって使うのか

ナイトユニゾンの新カード『キョウの罠』。巷ではあまり強いカードという印象はなく、モルフォンGXの火力アップに使われるくらいに思われているこのカードは、果たして本当に弱いサポートカードなのでしょうか?

まずは、このカードの効果を確認してみましょう。

“相手のバトルポケモンをどくとこんらんにする”

この効果から連想しやすい最近のカードは、おそらくセレビィ&フシギバナGXのワザ【きけんなかふん】でしょう。

ただし、当然ながら『キョウの罠』はワザではないからダメージを与えられないし、やけどが乗らないので与えられるダメージも10点しかありません。

ですが、逆説的に唱えれば『キョウの罠』は、ワザを使わなくても相手を同時にどくとこんらんに出来ると考えられます。ワザを使う余裕があることから、導き出される答えは1つ。どくとこんらんという状態異常にフォーカスをおいたデッキに採用されるのです。

では、それを踏まえたうえで幾つかの組み合わせ例を紹介していきましょう。

組み合わせ1.ダークライGX

ゲッコウガ&ゾロアークGXの火力アップ補助として、ガオガエンGXなどと共に注目されているダークライGX。このポケモンのGXワザ【デッドエンドGX】の効果はこのように書いてあります。

“相手のバトルポケモンが特殊状態なら、そのポケモンをきぜつさせる”

つまり、キョウの罠+悪悪無で一撃必殺のワザとなるのです。GXワザなので一試合に一回しか使用できませんが、どのような要塞ポケモンであろうと問答無用に突破できるのはとても強力。

例えば、エーテルパラダイス保護区やライフフォレスト、こだわりメットでガードを固めているセレビィ&フシギバナGX相手でも突破が可能です。

問題点は、発動エネルギーが重いことですが、ダークライGX自身の特性[リザレクション]+手貼り+エネルギーつけかえで即時対応可能です。

ゲッコウガ&ゾロアークGXにダークライGXを主軸に据えた構築をするのであれば、検討してみてもよいでしょう。

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組み合わせ2.ケミカルブレス

アローラベトベター・アローラベトベトンGXのワザ【ケミカルブレス】は、相手が多くの特殊状態であればあるほど火力が上がります。ポケモンカードにおける状態以上は、どく、やけど、こんらん、マヒ、ねむりの5つですが、こんらんとマヒとねむりは重複しないので、実質3つまで特殊状態は重複します。

『キョウの罠』はこのうち、どくとこんらん(マヒとねむり枠)の2つを相手のバトルポケモンに与えられます。この時点で、アローラベトベターはダブル無色1枚で120点、アローラベトベトンGXはあくエネルギーとダブル無色1枚ずつで150点を相手に与えられます。もちろん、どくダメージを入れると更に+10点されます。アローラベトベターは実質ゾロアークGXのライオットビートなのですから、その強さがわかるはずです。

もし、やけども視野に入れるのであれば、マフォクシーやエンニュートを入れることをお勧めします。完全にケミカルブレスで戦うための陣容ですね。

とはいえ、永続的な効果のあるマフォクシーは2進化ポケモン、1進化のエンニュートは基本的に一回限りなので、前者は専用構築、後者は奇襲パーツとして割り切らなければなりません。

ケミカルブレス軸の最もよいところは、特性[かがくのちから]を搭載している超アローラベトベトンをすんなり採用できる点です。ピカゼクデッキが現環境トップに位置する以上、その構成カードの殆どに対してメタを張れるこのカードを採用しやすいのはとても重要なポイントでしょう。

ケミカルブレスは長らく注目されていましたが、なかなか使用できるコンボパーツが見つかりませんでした。しかし、『キョウの罠』の登場で現実的なデッキ構築が可能になったと筆者は感じています。

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組み合わせ3.新カードウツボット

実は、ナイトユニゾンの新カードにこちらのウツボットが収録されます。

ワザ【どくへんげ】はケミカルブレスと効果がほとんど同じ!初期ダメージと倍率ダメージ、そして名前が違うだけです。

2進化ポケモンなので出すまで大変ですが、草エネ1つでワザを打つことができます。

ちなみに、1進化のウツドンは相手のバトルポケモンをどくやけどにするワザを使えます。

自力でやけどまで相手に付与させるのは、ケミカルブレス軸にない利点ですね。

しかし、ウツドンはワザを打つ隙を与える以上、マフォクシーなどを使った方が安定しそうです。

ウツボットの2進化を視野に運用するのであれば、メガニウムとラグラージの某有名な二体にベンチを任せたいところですね。

この二体は、メガニウムで2進化特有の隙を無くすと共に、ラグラージでキョウの罠を使用する上でのポイントである、ドローソースの確保もクリアできます。

流石に超ブーストエネルギーは、ウツボットで戦うならば不要ですが、メガニウム・ラグラージ・ウツボット+キョウの罠デッキは、きっと回して楽しいデッキになる筈です。

組み合わせ4.どく・こんらん軸

少々ファンデッキ要素が強いですが、どくとこんらんを与えることでダメージを稼ぐデッキでも活躍できます。パラセクトの特性[パニックほうし]やハブネークの特性[ポイズンアップ]でダメージを稼ぐ、少しいやらしいデッキです。

もちろん、ワザは自由に打てますので、シナジーのあるポケモンを採用したいですね。プロモカード第七弾に封入されているガルーラGXは、特にその恩恵にあずかることが出来るでしょう。ワザ【ヒステリックブロー】は、相手ポケモンがこんらんの時に無色3つで160点の火力を与えられます。

仮に『キョウの罠』を使ったターンに、パラセクト1枚とハブネーク2枚をベンチに立てて、ガルーラGXにこだわりハチマキをつけているとこのようなダメージになります。

元打点80+追加打点80+ハチマキ30+パラセクトこんらん20+ハブネークどく30=240

ピカゼクをワンパンします。相手のバトルポケモンをワンパン出来なくとも、ベンチに下げるか、或いはアセロラやまんたんのくすりを使わせるプレイを強要することができます。

もし、ドローサポートやグズマを使いたい、あるいはキョウの罠が手札にないという状況ならば、ウツロイドGXを採用してベンチに出しましょう。

キョウの罠とウツロイドGXを適宜組み合わせることで、よりガルーラGXの打点を確保しやすくなり、状況の対応力も上げることが出来ます。

ただし、ウツロイドGXは自分のバトルポケモンもどくとこんらんにするので、自滅には気をつけましょう。

特殊な構築になってしまいますが、弱くて勝てないデッキとはならないはずです。何より、珍しいデッキなので使っていて注目を集めるでしょうし、追加ダメージの計算でとても楽しくプレイできることでしょう。

ピカゼクやウルネクなどの環境デッキばかり使って疲れているのであれば、このようなデッキで楽しんでみることを筆者はお勧めします。勝っても負けても、きっと楽しめるはずです。

キョウの罠は新たな構築の可能性を秘めた存在

ここまで、キョウの罠を如何にして使うかについて羅列してきました。筆者が知らないコンボがまだ多くあるかもしれませんが、ひとまずここで区切りつつ、現状のこのカードの評価を解説して終わりにしようと思います。

キョウの罠がなぜ低評価なのか。それはやはり、サポート権をドローとして使えないからと、妨害サポートとして効果が弱いからです。現在のポケモンカードのデッキ構築は大抵の場合

ドローサポート>妨害サポート>回収サポート

という評価基準になっていると思う。つまり

リーリエ・シロナ・エリカ>グズマ・ジャッジマン>アセロラ・カルネ

なのです。もちろん、デッキタイプでこの優先度はある程度は変わります。

しかしながら、ゾロアークGXを筆頭に、タッグボルトのピジョン、そして注目の新カードデデンネGXといったドロー特性が増えてきています。

グッズに関しても、ダートじてんしゃの他に、タッグボルトでジャッジマンホイッスルが登場。ナイトユニゾンでは新カードや再録カードとして、画期的なサーチグッズの電磁レーダーやポケギア3.0が収録されます。

何がいいたいかというと、ドローサポートを多投してデッキの安定性を上げる代わりに、デッキパワーそのものを下げる構築という常識を変えやすくなったということです。

まだ、キョウの罠などの妨害カード主体のデッキを組むことは難しいかもしれません。しかし、これからドローを補助する特性ポケモンやグッズが増える可能性は大いにあります。その時、キョウの罠のようなコンボサポートカードが活躍する可能性も十分にあるのです。

 

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